わたしたちが目指すこと

三人に二人が生活習慣病になる現代。
私たち慶應大学は、がんや糖尿病など、
年齢とともに増える病気の
新しい予防法の開発に取り組んでいます。
より早期に、正確に、簡単に。
あなたの健康を守る新しい健診を、
全国に先駆けて鶴岡で実現するために。
まず、あなたのご協力が必要です。



調査の目的



 がんや脳卒中、心臓病は、日本人の死因の2/3を占める3大生活習慣病で、鶴岡市では、年間およそ1000人の方がこれらの病気で亡くなっています。

 また、糖尿病や認知機能の低下、抑うつ状態、眼や耳の機能の障害、関節や骨といった運動器機能の障害など、長寿、高齢社会を元気に暮らすために克服すべき病気が注目されています。これらは、いずれも予防や早期発見が大切であり、予防医学の充実が求められています。
 また、こうした病気には、生活習慣や環境とともに、生まれつき持っている体質(遺伝子)も関係していることが知られています。そのため、その両者に着目した研究が必要です。




 本調査の目的は、慶應義塾大学と地域の医療機関が共同し、調査参加者の皆さんからいただいた健康診断情報やアンケート情報、血液・尿などの分析結果を活用した追跡調査を実施し、がん、脳卒中、心臓病等の生活習慣病の早期発見に役立つ検査指標や予防方法を明らかにすることです。

 また、生活習慣や生活環境と関係して病気の発症に関わるような遺伝子についても調べます。
 3大生活習慣病以外にも、脳卒中・心臓病以外の循環器疾患や高血圧症、糖尿病や脂質異常症等の代謝性疾患、腎泌尿器疾患、消化器系疾患、呼吸器疾患、血液疾患、アレルギーなど自己免疫性疾患、婦人科疾患等や、生活機能の低下を通して介護の原因ともなる感覚器、運動器、認知機能等の機能低下・異常、日常生活の質に関わる精神的ないし社会的な健康状態の変化も対象とします。

 最終的には、こうして得られた成果を鶴岡市の健康診断や健康づくり活動に活用し、いきいきと健康で長寿な地域づくりを実現することを目標としています。






お問い合わせ

慶應義塾大学先端生命科学研究所
鶴岡みらい健康調査事務局

住所 :〒997-0035
    山形県鶴岡市馬場町1-34 鶴岡地区医師会館内
メール:mirai@iab.keio.ac.jp

調査代表機関

慶應義塾大学医学部 衛生学公衆衛生学教室
 

住所 :〒160-8582 東京都新宿区信濃町35